冬至にみんなで易を立てるのも、なんと10回目でございました。
ありがたいことです。しみじみ味わいつつの年筮の会です。
ウラナイ8 のメンバーで集まって易を立て、あーでもないこーでもないと喋りつつ、飲み食いしつつ、エンドレスに語り合う年に一度のお祭りでございます。その様子はまた改めて。
きょうはワタクシ、天海玉紀の年筮レポでございます。
今年の私は、なんだか珍しいのが出ました。
「水火既済(かすいびせい)」
へええーーー。なんとまぁ。
まさに「整いました」ですね。
最後から2番目の卦です。ここでぜんぶきっちり完成して、次の最後の「火水未済」で、混沌の世界に戻っていくのが易の醍醐味なんだそうです。易は変転する世界です。綺麗に完璧に出来上がった状態をずっと維持し続けることはできません。
陰陽を並べてみるとこうなってます。
上↑陰
五↑陽
四↑陰
三↑陽
二↑陰
初↑陽
易の読み方は、下から上に上がっていきます。奇数は陽、偶数は陰を表します。
「水火既済」では、すべての位置に陰陽がぴったり当てはまっています。だから「完璧に整った」と言われるのです。
ほおーーー。やっぱり「整いました」なんですね。
ってか、そんなにちゃんと整うんかな?
ただし、完璧に。究極に。となると、それ以上の伸びしろはなく、完成したらおしまい、です。
最も正しい形とは、もしちょっとでも変化すると正しくない形になってしまう、というわけです。
よく考えてみたら、来年が明けてもうしばらくいろいろ手続きやらなんやら済ませたら、諸般の事情で複雑怪奇で大変すぎる相続がたぶん一段落するはずです。たぶんたぶんたぶん。おお。整うじゃないか。
占いの仕事は、新しく広げるどころかまず再起動するところからなので、新規開拓とかチャレンジとかそれ以前の問題です。とりあえず再起動できたら「整いました」と言っても許されるのでは?ダメですか?
すでに整っている=水火既済 ということは、そのまんまがいいということなので「このまんまお休みして、もう占いはしない」という選択肢もあるわけですが、まぁ生きてる以上そういうわけにもいきません。
なんかやることによって、だんだん乱れたり、調子が狂ったり、想定外のことが起きたり、思いがけない展開になったりするのは自然なことですし、それこそ易で言われる「変転する世界」でありましょう。
来年の春には、もっと元気にニコニコと「整いました」と言って、みなさまに再会できるのを楽しみにしています。はい。毎日唱えます。「整いました」って呪文を繰り返し唱えます。ずっと唱え続けますとも。
あ。順番決めのカードが「星」だったので、また銭湯通いできるかな。ウラナイ8 界隈では「星」はお風呂のカードとして認知されています。(裸で水辺にいるから)ぜんぶ翡翠先生の布教活動の成果ですw
ちなみに昨年は「雷風恒」でした。何もなく安泰を願いましたが、そんなはずはなかったです。あははうふふおほほ。あ、でもこれがぜんぜん当たってないじゃん!とかそういう話じゃないんです。「それって雷風恒だなー」って思う出来事はいろいろありました。
もちろん、年筮で出た卦がそのまんま現実化する、というのはいちばんストレートな形です。「あたったー!すごい」みたいな。でもそれだけの単純な話でもなくて、出た卦のイメージが「今年の課題はこれだよ」を示していたり、「このような印象的な出来事があるよ」という暗示だったり、「こうならないように注意しなよ」というアドバイスだったり、いろいろですね。だからこそ「象徴」を自在に読み解く占い筋力?占い基礎体力、みたいなものをふだんから鍛えておくともっともっといろいろみえて、たのしくなります。どこまでも果てがないです。たのしいです。ぜひみなさまもごいっしょに。
おもしろいこと、たのしいこと、ずっと続けていけるのは、みなみなさまのおかげです。
ひたすらひたすらありがとうございます。この苗をもっとずっと育てていけますように。
最初にお願いした時以来ずっとナビゲーターとして根気強くお付き合いくださっている翡翠輝子先生
会の運営をはじめ、易レッスンや定期的な練習会で布教活動(!)を続けてくださっている夏瀬杏子先生
すっかり易エキスパート(シャレじゃないよ)となり、年筮会の運営を引き継いでくれた湊ゆきの先生
そしてなにより、リアル会やZOOM会をたのしみにご参加くださるみなさまの存在はとても頼もしく嬉しいですし、だんだんセルフで易を立てる方が着々と増えていることもますます嬉しいなーとおもいます。ナカーマフエータ♪
みなさまありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。(あ、年内ここの更新はまだまだしますよ)