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位置と意味その2〜8号室通信40

前回のつづきです。

カードリーディングでの位置と意味、いわゆる「スプレッド」についてのお話です。

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この記事を書くにあたって、いろいろ実験してみました。

目次

色分けがわかりやすいデッキ

まずは四元素がわりとわかりやすく色分けされているデッキから。枚数多く出すためにホロスコープスプレッドにしています。カードみやすくするために正位置のみ。全体の色合いに着目してみてください。

◇ sun and moon tarot

小アルカナの四元素がそれぞれ特徴的な背景で共通している。カップは夜空に浮かぶ大きな満月。ペンタクルスは黄色い空に砂漠。ソードは青空と白い雲。ここにはないがワンドは暗い空とコントラストを成す炎。大アルカナやコートカードにはトートタロットの影響がみられるが、小アルカナの絵柄はライダー版準拠。人物は全体に小さく、表情が描かれていない。

◇ Dame Fortune’s Wheel Tarot

大アルカナの背景は鮮やかな蛍光きみどりみたいな色なので、大アルカナが強調されて浮き出して見える感じになる。ワンドの背景は青空の色。ソードの背景はオレンジ。ペンタクルスの背景は暗い緑。カップの背景は紺色。それぞれに四元素のアイテムが大きく描かれているので判別しやすい。

位置と意味・その1

五行からインスパイアされた「五要素」の位置に合わせてカードを展開してみました。どどん。

うん、まあこれでも読めますね。それぞれの要素の内情と、それぞれの要素の関係性はわかります。ただ残念なことにこれだと物事の展開とか時系列の流れはわかりにくい。質問の時点でかなり絞り込んでおく必要がありそうです。

位置と意味・その2

◇ シェリダンダグラスタロット

使いやすくてとても好きなデッキなのですが、カードの個性が強いので、ちょっとうるさいかなー。やっぱりタロットらしい伝統的なスプレッドにしたい気分です。

◇ Universal Wait Tarot

8号室で開催されるタロット練習会を見ていても「なんだかんだいってもやっぱりライダー版」というお話はよく聞きます。ということで、わたしが使用しているのはこちらユニバーサルウエイトタロットです。水彩の色味なので目に優しい。

あまり個性的なデッキだと、タロットを読める人同士でもちょっと解説が必要になりますが、ライダー版を使えばタロットの知識がある方とはカードそのものが「共通言語」となってくれます。

この位置に、このカードということは、つまりこういう状態
とか
このカードとこのカードが組み合わせということは、こうだな
とか
いろいろ想像したり考える余白がいっぱいあるはずです。

ちなみに今日の午前中は、タロット練習会(夏瀬杏子先生主催)が開催されていました。みなさまご来室ありがとうございました。

この画像からもわかるように、ライダー版ご使用が3名様、ライダー版準拠のマカロンタロットご使用が1名様(一番奥の方のデッキはごめんなさい!わからないです)ですね。

位置と意味の脳内シナプス

もともと意味が決まっているフォーマット(12サインとか、八卦とか)に合わせてカードを並べるメリットはあります。

「位置と意味が、もともと共通で決まっている」これに尽きます。

慣れないうちは「位置の意味もわかんないし、カードの意味もあやふやだし、両方組み合わせて読むなんて無理!」と思うかもしれませんが、位置の意味が身につけば、他の占術にも応用が効くし、ものごとの展開や時間の流れもわかるし、現在のそのテーマの構造や状況も同時にわかるのでとっても便利です。

もちろんカードの意味はそれはそれで別に勉強する必要がありますが、そもそも占いは「占い語」のような語学の勉強みたいなものです。慣用句を身につけるようにカードの意味も少しずつ覚えて、実際に使ってみて「伝わった!」「できた!」という実体験を積み重ねていくのがいちばん楽しいのではないでしょうか。

ウラナイ8号室では、ほぼ毎月「マンダラ・インナーチャイルドカード会」を開催しています。

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特に10月11日の回は解説多めで進めます。経験が浅い方も、初めての方もぜひこの機会をお見逃しなく。お待ちしております。

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