春なのに。季節外れの冷たい雨が降る中を、きょうも精鋭のみなさまが集ってくださいました。ありがとうございます。夏瀬杏子先生主催の「易の練習会」です。
きょうは「射覆(せきふ)」=何か具体的なモノをお題にして、それがなんだか当てるという、めっちゃ占い!らしい練習をするとのことだったので、僭越ながら出題者の大役を務めさせていただきました。
3問お題を準備しました。出て来る卦はどれもなるほどー!というものばかり。ちょっとヒントをお伝えすれば、見事に3問ともズバリ!正解者さんが現れました。さすがです。
射覆(せきふ)は、音からの連想力や、ぱっと形を見る力とか、果てはダジャレ力まで総動員する総合技術という感じがします。まじめに本を開いて爻辞を読むだけでは決して到達できない世界ですね。
私は今回初めて出題者の役を体験したのですが、みなさんの脳細胞がフル回転してる音が聞こえるようで、とってもエキサイティングな時間でしたよ。ヒントを出すのも頭を使います。みんなで楽しく真剣勝負!
このおもしろさをいっしょに体験してくれる仲間が、これからもどんどん増えてたらいいなーと願っています。易は最初が肝心。まずしっかり基本知識を習えば、自由度が高くて応用が広がる奥の深い占術ですね。
さて、そんな「易」の世界にみなさんを導いてくれる書籍をいま!熱烈!執筆中!の翡翠輝子先生。
初めてお目にかかった頃には、私はまだ「易〜?なんか古くて怖い」くらいの認識しかなかったのですが、そんな私に「易はおもしろいのよ。古臭いとおもうだろうけど、易の神様はとっても自由自在」と、熱烈に語ってくれたことをよく覚えています。
翡翠先生は、いつも阿佐ヶ谷からウラナイ8号室まで約3kmの道のりを徒歩でいらっしゃいます。きっとここと行き来するのも「プチ巡礼」のようなものなのかもしれませんね。
ちなみに、きょうのわたしはわりと壮大なテーマについてみなさんに占ってもらいました。なかなかイイ感じにぴったりの情景描写や、クリティカルで有益なアドバイスをたくさんいただいてほくほく笑顔です。
ずっと「わたしが」どうすればいい?という試行錯誤だけの人生でしたが、50も越えてやっと「みなさんにとって」視点の話ができるようになりました。私はただ、みんなが動きやすそうな段取りをするだけです。
どんな卦が出たのかは、またの機会にお話ししましょう。