WBC決勝を見ていました。すごかったー。
というわけで、昨日の続きです。
栗山英樹監督の算命学命式
己生まれで土の多い命式は、とても辛抱強く粘り強く、広く分け隔てのない包容力や育成力の象徴でしょう。長期的な視野で優しくときに厳しく選手を育てているのは間違いなさそうです。
周りに人が集まってきて、慕われてこその「己」です。誰もいないひとりぼっちの荒野よりは、多くの人が行き交う市場だったり、街だったり、豊かな農園だったりするほうが、より「己」の潜在力は輝くことでしょう。
そのいっぽうで、己×壬の並びは、ドラマチックで波乱万丈のモテフラグでございましょう。真剣勝負の世界に身を置かれているのは正解ですね。(お若い頃はシュッとしたイケメンで数々の浮き名を流したんではなかったっけ?)
「信じる」という言葉が好き
栗山監督は「信じる」という言葉がお好きなのだそうです。そうなのです。土の基本性質は「信」なのです。そのまんまですね。
信用とか信頼というのは、一朝一夕に得られるものではありません。長い時間をかけて一緒に過ごしたり、短い時間でも苦楽を共にして濃密な体験を共有するなどしなければ、そうそう簡単に得られないのが「信」です。
そう、こちら。栗山監督と大谷選手とのエピソード、いろいろ胸熱!なので、こちらからどうぞ。
高校を卒業したらメジャーリーグへ行きたいと明言していた彼を、ドラフト1位で指名してファイターズで引き受けたのです。日本のプロ野球でステップアップさせて、メジャーリーグへ送り出すという大きな責任が、私にはありました。→★
己は摩訶不思議。清濁合わせ呑み、どんな環境や相手にも動じない不思議な性質を持っています。それは「すべてを含みこみ、すべてが最後に戻っていく」土性の底力であるとも言えましょう。
もうひとつの「壬辰」が
大谷選手とダルビッシュ選手は、ふたりとも「壬辰」日の生まれだということは、昨日確認しました。そして、栗山監督の生まれ月は「壬辰」で、ここでも見つけた「壬辰」であります。
西洋占星術の「コンジャンクション」みたいに、同じ干支を持っている人には、なんとなく親近感を覚えるのではないでしょうか。それと同時に同じだからこそ反発する場面もあるでしょう。
どちらにせよ「縁がある」のは間違いありません。それをいい縁にできるかどうかは、あくまでもそれぞれの意識や振る舞いによると思います。一概にいい悪いを決めつけることはできません。
辰は水庫
辰は「水庫」とも言われます。えー?辰は土じゃないの?と思ったあなた、しっかり記憶していらっしゃいますね。それは正しい。でもそれだけではありません。
辰は十二支のひとつで、寅ー卯ー辰という春グループの最後を締めくくります。春の土用なので「土」でありつつも、春グループに属するので、木気も含みます。さらに、申ー子ー辰という水グループにも属しますので、水も含んでいる。
そういう話は以前にちょっと書いたことありますので、ご興味ある方は是非覗いてみてください。
十二支の約束事(方三位と三合会局、土性について)ちょっとメモ
https://lady-joker.com/20170604-12shi/
2018/04/13 辰と戌(天羅地網と魁罡)
https://lady-joker.com/20180413-tonakai/
もうすぐ「辰」の季節
来月になると、正確にいうと今年は4月5日から、辰月がはじまります。
辰は震える。天地が鳴動し、草木や若葉がにょきにょきと芽を出してどんどん成長し、初々しい淡い緑も日に日にその色を濃くする季節です。周りを憚ることなどなく、ひたすら光に向かって勢いよく伸びる旺盛な生命力は、まさに辰(たつ)の特徴です。
さらにちょっと気が早いようですが、来年(2024年)は辰年です。コロナ禍で小さく縮こまらされていた時代は終わりです。これから勢いよく伸びていくあれこれが、みんな善きもので満ちていきますように。
あなたの中でいま何が芽吹き、何が育っていますか?
辰月にはめざましい成長が待っていることでしょう。