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遊びなのに仕事みたいでつらみ〜8号室まほろば通信35

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脳内リハビリのために、喋る速度で書いています。
喋ると大体こんな感じですね。

遊びのコンテンツに触れていても、どうしても「これはどうやって作ってるのか?」「売れてるポイントはどこにあるのか?」とか考えずにいられなくて、純粋に楽しめません。そんなことより自分の仕事しろよってことなんですが。とほほー。

それにしても老人たちがわがまますぎるので、私の方が先に死にそー。ほんとむり。
ってことで、とりあえず歩くか。

2年半?3年?ぶりくらいにポケモンGOを再開しました。リリース日の2016年7月22日から始めてるので、無駄に履歴だけ長いんです。コロナの前までは結構ちゃんとやってたので、近所にシニアのおともだちもたくさんできました。おもしろいよ。

最近はですね、GBL(ごーばとるりーぐ、つまり遠隔リアルタイムの対人バトルですね)に熱心に取り組んでいます。なんだかんだいってわたしはシャキケンギューみが消せないので、戦いたいのです。勝ったり負けたりするのはたのしい。

こういう勝負ものをやると「世界は広い!果てしなく上には上がいて、世界はすげー」と思います。たのしい。

最初は「わー。みんないろんなパーティ使っててたのし〜♪」とか言って遊んでるのですが、だんだんレベルが上がると対戦相手がどんどん強くなってくるので負ける。負ける。負ける。くやしい!むきーーー!と感情に流されるとまた負けます。

そうなってくると、YouTubeで配信しているような上級者同士の対戦動画をみて「つえー!すげー!カッコイイ!すき!」とかわくわくしたり、「爆勝おすすめテンプレパーティ」を真似したりし始めます。資源足らねー!と言って歩きまくったりする。

素のわたしだったら「なんだよ、テンプレの真似とか嫌すぎる」とか言いそうですが、いまは「強くなりたい!上手くなりたい!」という目的のために、まずテンプレを模倣するのは正しい道であろうよ。まずは基本。アレンジはそれからでいい。

と、思うんだけど!あまりにも周りもテンプレだらけで、同じような組み合わせのパーティとばっかり当たるのでうんざりしてきた今日この頃です。疲れるよー。こんなところまでガチガチのセオリー通りかよー。

YouTube見てても、わざとマイナーポケモンばかり取り上げてるのに超うまい人とか、超!上級者が遊びエキシビジョンみたいな余興っぽく使ってるような定石破りでアタマイカれてますか?みたいな組み合わせに憧れます。ああいうのカッコ良すぎるだろ。すきすきだいすき。あのレベルまで到達するのは無理か。無理だな。でも憧れるのは自由だろう。

それにしても、このバトルのルールは三体vs三体のパーティ勝負なので、どんなに頑張っても負ける時は負けるんです。じゃんけんみたいなもので、何をどうやっても絶対勝てない組み合わせは存在します。全勝はない。運と腕だけが頼り。

とはいえ、対戦相手はAIがマッチングしてるので、だいたい勝ちすぎない、負けすぎないように調整されてるそうです。はー。すげー世界だ。1日の上限が25戦なんですけど、めっちゃ疲れる。でもやるんです。中毒だな。ギャンブルはやらないようにしよう。

いっそいまからもう「あなたアタマ大丈夫ですか?」みたいなパーティ組み合わせでやってみるかー。負けるかな。負けるよな。でも遊びだからもういいか。ああ悩ましい。(いい悩みだ!)

そんなわけでずっと「これは遊びだから。たのしく」って自分に言い訳してましたが、きのうからはついに対戦成績を記録するようになりました。ほんとは録画して自分の負け筋を振り返ったほうがいいんだけど、そこまでまだやる勇気が出ない。

一戦ごとに、相手の三体を思い出せないこともあってびびる。でも、意外とこの「記録する」効果はありました。冷静になる。って、それってもう遊びじゃないじゃん。いやーでももっと上手くなりたいんだ。この葛藤がもうすでに遊びじゃないって?

遊びなのに!遊びなのに!遊びなのに!こんなふうに几帳面に記録を始めると、だんだんもっと分析とか必要になって、いや、データだけではない技術も!とか抗う気持ちと、強くなるには絶対必要!と思う気持ちが戦っている。我ながらバカすぎて死ぬる。

ちなみにこのゲーム、ものすごくやりこんでいても、対人バトルはぜんぜんやらない人も結構いますね。そうそう。戦うの疲れるもんね。私も戦うのやめたい。1日の上限が決められているのは正しいよ。

こういう大規模コンテンツを見てて思うのは、いろんなユーザーを許容する器としての機能ってだいじな、ってことです。つまり「いろんな楽しみ方ができる」仕掛けを用意して、次から次へと飽きさせないようなイベントを投入しているものは長持ちしますよね。

なにごとも「仕組み」って大事だなー。

周りを見ていても、いろんな楽しみ方があります。たまに開く程度でもいいし、基本的に収集癖のある人はまったり図鑑を埋めたくなるし、色違いとかキラとか難易度の高いコレクションを作ってる人もいるし、全国というか各国にあるらしいジム防衛に命かけてる人とかいろいろいます。とにかくひたすら歩かないとクリアできないタスクもあるし、他人とあれこれ交換するとか、外界と関わらないとクリアできないミッションもいろいろあります。とにかく細かいマニアックな達成目標もたくさん用意されているので、ぜんぶやり込むのは無理ゲー。自分の関心あるところをねちねち時間をかけてやりこむタイプのものです。

そうそう。きっとADHD(だろうと私は推測している)母は、とっくの昔にレベル50(現在の上限。廃人レベル)に到達しています。で、いまもやってます。50めざしてたときいは、ありえないくらいめちゃくちゃ課金してたし、早朝から夜遅くまで自転車で走り回って、腕がおかしくなるくらいやってました。ハマると止まらないんですよね。まあ私も人のことは言えないので、ハマる気持ちはわかるけど、かなり呆れるレベル。あのDNAが私にも入ってると思うと、大変複雑な心境になります。

ハマるっていいようなわるいような。つらみ。

コロナ禍がはじまったとき、たいへんなことになったーとおののきました。コロナそのものじゃなく、仕事のやり方についてです。それまでわたしは「来てもらう」「いっしょに時空を共有する」ことに大きな意味をもたせてきました。そこにあらゆる努力をして付加価値をつけて、お客様に楽しんでもらってお金をいただくやりかたをメインにしてきたわけですが、世の中のあれこれがどっと一気にオンライン化すれば、あらゆるコンテンツが競争相手になるわけです。世の中に溢れる動画みたいな「無料なんちゃら」とか格安でみられるサブスクには一生かけてもぜんぶチェックするのは無理!なほとんど無限?のコンテンツがあります。

誰にとっても時間は有限です。世の中にあらゆるコンテンツが溢れる中で、そもそも「みてもらう」ことだけでもものすごい奇跡。そこまでに至るプロセスはほんとわからない。これから先も、そもそもどうやって知ってもらうか、継続的にお付き合いいただけるかと、翻って自分のこととして考えるとあたまがいたいです。

そうそう。こうやって何年も放っておいてもまた戻って来れるゲームというのもいいですよね。そういうのも全然あり、ですよね。遊びだから。占いだってそういう付き合い方をしてもいいですよね。新陳代謝があるのはいいことだ。

まぁ自分としては、当面こうやってじたばたするしかありません。
わざ、わるあがき。

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