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趣味がない〜8号室まほろば通信24

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わたしには趣味がない。趣味がないのです。これはとてもいかん。
なんともつまんないニンゲンではありませんか。

好きなことや、いっしょうけんめいやっていたことはいろいろあります。でも、でも、でも、ついついのめりこみすぎる習性があるのでトラブルに遭遇して続けられなくなってしまったり、うっかり趣味を仕事にしてしまったり、ぜんぜん望まないのにそれが義務になってしまったりして、趣味と言えなくなってしまうのです。これはいかん。

残念ながら時間もないし、お金もないし、自由もないしな。つまらないニンゲンだな。働いて働いて、周りのお世話して、ばったり死ぬのか。まあいいか。そういうものか。

そうおもいながら、ちょっとマニアックな中国茶をあれこれ集めて飲み始めるようになって、たぶん4年くらい経ちました。ふだんはなるべくリーズナブルに済ますようにしてますが、たまには、どどん!と贅沢なおたのしみもあったりします。

ときどきベンキョーに行ってます。先生がすばらしいのだ。「お茶は嗜好品なんだから、自分のお茶は自分の好きなように飲んだらいい。難しい理屈とか価格とか関係なく、そういうことはいったん忘れて、いろいろ飲んでいるうちに自分の感覚がわかってくる。紙コップでいい。マグカップでいい。いろんな場面で、いろんな飲み方をして、自分の基準をみつける。なによりそれがだいじ」と、素敵な笑顔でおっしゃるのだ。カッコ良すぎる。

昨年はずっとオンライン講座しか受講できなかったけど、きょうは超!ひさしぶりにリアルで参加できました。ってか、きょうはリアル講座の設定しかないので、どうしたんだろう?とおもったら、こういうことでした。

きょうは先生が大量に持ってきてくれたお茶から、好きなのを5袋持ち帰っていいというのです。なんじゃそりゃー!レアなお茶や高価なお茶もいろいろあって、もちろんわたしは追加料金払って10袋頂いてきましたよっと。20年くらい寝かしてあったらしいヴィンテージ系のをいっぱい!めっちゃたのしみ。

え?これは趣味じゃないのか?って。そうですね。趣味なのかもしれない。

いやー。この程度で趣味なんていったら恥ずかしい、って気持ちがあります。難しいことは何もできないし知らない。高価な用具も持ってないし、使い方もよくわかんない。資格?なんですかそれ?わたし別に教えたいとかお店をしたいとか、そういうんじゃないんです。自分が好きなときに好きなものを飲みたいだけだから、別に資格はわたしいらない。そんなかんじ。

とおもってるんですが、こうやってなんか好きで、なんとなくいつも気にしてみてるとか、なんか機会があれば行っちゃうとか、それってやっぱり趣味なのかもしれませんね。よくわからないけれど。

だから「占いが趣味なんて言えるほどじゃない」なーんて方がもしいまいらしたら、それもやっぱり「趣味」なんだとおもうのです。「愛好家」っっていいよね。

さて、占いが趣味の人、占い愛好家さん、いらっしゃいますか?みなさんはいかがですか?
プロになっても、わたしたちもやっぱり「愛好家」であることをやめてはいませんよ。

私の場合は、最初は「なんでわたしの人生こうなるの?」という謎、というか心の叫びのままに占いを学ぶようになりました。そのうちだんだんいろんな人の話を聞きながら図を読むのが楽しくて楽しくて「占いの勉強が趣味」という時期が続きました。

おかしいなー。「占いは趣味です」って言い張っていたはずなのに。
森の隠者から、街の隠者に転向した話は、いつかどこかに書いた気がします。

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あったあった。いろいろありました。
そっと趣味のままにしておいたほうがいいものと、趣味から仕事になってしまうものと、それは人それぞれですね。

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