次になにを出すか、出したらいいか、つねにぼんやり頭の中にあります。
想像だけなら無料です。ノーリスクノーリターン。
このまえ聞いた話をメモしておいた画面を眺めています。
わかることより、わかった気になることがだいじ
わかりやすそうなら、実際にはわからなくても構わない
わかりやすく感じさせれば、それでよい
いまどきのトレンドだそうです。
あーーー。デスヨネーーー。。。
大学の先生が授業のあとに感想を集めると「きょうの話は知ってる内容ばかりで良かった」という回答がだんだん増えているといっていました。え？？？それは嫌味とかじゃなく？褒め言葉として？それをアンケート回答に書くんですか？
なんとなくここ数年おもっていた「ものすごく柔らかく食べやすい流動食にしないと」は間違いでなかったと確信しました。確かに未知の情報を理解して咀嚼するのはくたびれます。わざわざやるのはたいへんだ。それはわかる。
ふとんのなかでだらだらしながら「おすすめ」で流れてくるショート動画を次から次へとぼんやりスワイプし続けているのは楽でいい。常に受け取る側、消費する側でいれば、お金はかかるけどリスクはなくて、安全です。わかる。
え？これは完全無料だし！とおもっているなにかも、どっかでなにかの代償を払っているはずです。それが資本主義の世の中。だからときどき正気に戻って、とりあえず「これをやることで、誰が得をする？」と考えます。
未知のなにかは、自分の既知の輪郭を脅かすこともあるけれど、そもそもベンキョーとか学びって、ノーミソの食事みたいなもので、自分の外にある異物を取り入れて消化する作業なのでは？
ああ、でも食べないと死にますが、学ばなくても死にませんし、なにかを調べたり学んだからといって、常に即！その場で「わかった！キモチいい」というのも嘘っぽい。たまにはいいですが。
あちこちで「ぜったいに売るぞー！」という気概あふれるあれこれを眺めながら「みんなギラギラしててすごいなー」と感心しながら、わたしは何を売ったらいいか考えています。
とりあえずまずは売り場と売り物を作らないとですね。
次になにを出すか、出したらいいか、つねにぼんやり頭の中にあります。
想像だけなら無料です。ノーリスクノーリターン。
